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March 12, 2007

「そのデザイン、間違ってます」を読みながらに思うこと

ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます-
Jakob Nielsen 舩井 淳 奥泉 直子 川崎 幹人
RBB PRESS (2006/07/12)
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今、通勤電車の中で読んでいて、もうあと最終章を残すのみなのですが、現在デザイン系のWeb制作会社に勤務している自分には考えさせられることが多い内容でした。

印象に残っている内容として第4部に書かれているデザイン標準に関するところが、デザインを売りにしている制作会社には耳が痛い内容です。
とくに、

インターネットにおけるユーザー体験についてのヤコブの法則
-「ユーザーは大部分の時間を他のサイトで過ごしている」

ごもっともです。先生。
僕だって一つのサイトで過ごす時間なんで、長くて10分くらいですから。

つまり、書中にも書かれていますが、ネットのユーザーは他のサイトを訪問することによって、共通性の高いデザイン標準や慣習に親しむことになり、たとえば自分の制作したサイトがデザイン性を求めるばかりに、標準(画面左上にロゴがない、もしくはロゴがTopへリンクしていないなど)から逸脱したデザインであった場合、サイトを訪れたユーザーは他サイトと同様に機能することを期待してアクセスしてきているため、紙の広告みたいなデザインのサイトだとユーザーは逃げてしまうわけです。

会社の特にデザイナーさん(?)あたりは、使い勝手のいいデザインよりも賞を獲れるデザインを好む傾向が強く、デザイン系の制作会社ではしかたないのかなぁと思っています。
アーティスティックな感覚の人たちには理解してもらえないかもしれませんが、Webのデザインはこれまでの広告のようなデザインでは、同じ業界の人たちには評判が良くても、一般ユーザーには受け入れてもらえないことが多く、そんな使ってもらえないサイト(自己満足に終わるサイト)を作り続けることになんの意味があるのか問うてみたい。

事実、専門誌などで取り上げてもらったサイトもアクセス解析をしてみるとページビューも少なくリピーターも少ないですし、直帰率が異常に高かったりします。
(まあページビューが伸びないのはプロモーションが弱いとか他の要因もあると思いますが)

「黄金率がどう」とかデザイン論を語るのは結構ですが、もっとWebにおけるデザインのこと、ユーザービリティーのことも真剣に考えてもらいたい。

まあ、人にどうこう言う前に自分ももっと考えます。

Author nitoka : March 12, 2007 05:43 PM

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